- 骨髄
- こつずい【骨髄】(1)骨の中心にある腔所や海綿質の小腔を満たす, 細胞と血管に富んだ軟らかな組織。 元来は赤色で, 赤血球・白血球・血小板を盛んに造るが, 年齢とともに脂肪に置換されて黄色くなり, 機能を失う。(2)心の中。 心の底。→ 骨髄に徹する(3)要点。 骨子。
「希臘思想の~は実に此肉霊の調和にあり/希臘思潮を論ず(敏)」
~に入(イ)・る心の奥にまで深くしみこむ。「これを愛すること~・れり/太平記 5」
~に徹(テツ)・する心の奥底にまで深くしみこむ。 骨身にこたえる。 骨髄にとおる。「恨み~・する」
~に徹(トオ)・る「骨髄に徹(テツ)する」に同じ。「夜昼これを思ふに~・つて忍びがたし/平家 5」
~を砕(クダ)・く大変な苦心をする。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.